1970年代、まだ30代でひたすら裏方に徹した小沢一郎は、80年代に入ると政界での存在感をぐっと高めることになる。特に選挙戦での〝軍師〟としての才覚は、当時の宰相・中曽根康弘も舌を巻くほどだった。