本書『意識と感覚のない世界』は30年以上麻酔科医としての経験を重ね、時に700グラムの未熟児から、時には人間ではないゴリラまで、幅広い存在に対して麻酔を施してきた著者ヘンリー・ジェイ・プリスビローによる、自身の仕事についてのエッセイである。