ヨーロッパが大航海時代に突入したころ、東南アジアではムスリム商人が活躍し、さらに明代の中国では周辺各国と朝貢貿易が行われていた。こうした中、果敢に各国との交易を行っていた王国がある。琉球王国である。今回は琉球王国の交易圏がいかに広範にわたっていたかを中心に見ていきたい。