日本政府がめざす近未来の社会「Society 5.0」は、サイバー世界(Cyber World)と現実世界(Physical World)が融合する社会だ。ドローンやスマート家電、自動運転や遠隔医療など、あらゆるモノとコンピュータがつながり、日常生活におけるロボットとの関わりも増えると言われている。そんな人間とロボットの共存に関する研究に取り組んでいるのが、東京女子大学 現代教養学部 数理科学科情報理学専攻の加藤由花教授だ。加藤教授は、「人・ロボット共存社会の実現」をテーマに、情報科学・数理科学をロボティクスに応用し、ロボットが人間社会と共存するために必要な様々な手法や仕組みについて研究してい