レヒニッツのユダヤ人虐殺事件に関わったとされた人物は著者の大伯母だった。バッチャーニ家はハンガリーでは有名な貴族の家系だ。事件を知ったのをきっかけに、著者は一族のタブーについて調べ始める。本書はその7年におよぶ記録である。