東京女子大学は1918年に、「日本の女性に高等教育を」という呼びかけのもと、北米のプロテスタント諸教派の援助によって開学。創立以来、キリスト教の精神に基づくリベラル・アーツ教育を一貫して実践してきた。同大の茂里学長は、多様で変化の大きい現代社会の不確かさに対応するためのリベラル・アーツ教育の重要性を強調し、「東京女子大学のリベラル・アーツ教育とは、〝知の体幹〞を鍛える教育。1つの専門分野を深く学ぶことで、論理的に物事を考える『思考の枠組み』を獲得し、それと同時に文理の枠を越えて各自が自由に学科・専攻を超えて学ぶことで、自分なりの強みを獲得し、社会に出てからの行動に結びつけてもらいたい」と話す。