16世紀、ヨーロッパ経済の中心地はアントウェルペン(アントワープ)だった。その地を領有していたのは、当時、世界の最強国だったスペインのフェリペ2世だ。ところがこのフェリペ2世の「ある過ち」により、アントウェルペンの繁栄はしぼみ、ひいてはスペインの没落まで招くことになってしまう。