江戸末期の大物幕臣・小栗上野介。幕府がアメリカに差し向けた77名からなる使節団にはナンバースリーとして参加し、帰国後は洋式軍隊の整備や横須賀製鉄所の建設などに尽力するなど、まさに近代日本の礎を築いた人物だった。だが、その後の小栗を待っていたのは、とんでもない悲劇だった。