フランスの反政府デモ「黄色いベスト運動」は収束の気配が見えない。デモの背景にあるのは、エリート層に対する大衆の根強い反発である。そこで国民の信頼を取り戻したいマクロン大統領が打ち出したのが、自らの母校でもある超エリート教育機関「国立行政学院」の廃止だった。