米中貿易戦争は長期化の様相を見せ始めている。米中両政府は2018年12月の首脳会談で貿易戦争の「休戦」で合意し、米中で交互に閣僚協議を続けてきた。しかし、米国が課した追加関税の扱いなどをめぐり対立点は残っており、米中首脳会談までに溝が埋められるかは微妙な状況にある。米中貿易戦争の根底には、米中間の覇権争い、特に軍事、民生両面の今後の発展を左右する、最先端通信電子分野をめぐる対立がある。