ビッグデータ、IoTと共に、近年の人工知能(AI)に対する期待や関心は留まることなく爆発的に上昇し続けている。これまで本シリーズでは、医療ビッグデータの一つ、RWD(リアルワールド・データ)の価値や社会的恩恵を取り上げてきた。そのデータとテクノロジーが共創していく情報化の革命は、ヘルスケアを含む社会全体を変容させようとしている。そこで、シリーズ第七回目には、理化学研究所 革新知能統合研究センター(AIP) 副センター長の上田修功氏をお迎えし、データと両輪を成すライフイノベーションのツールであるAIについて、開発の方法論や展望、そして日本モデルとしての医療分野への取り組みなど最先端のお話を伺った。