大東亜戦争で日本が敗戦した要因は敵情見積が不足し、第一線で戦う部隊への補給が続かなかったことが大きい。また、戦後処理を謳ったヤルタ会談の秘密協定情報を入手しながら、大本営が適切に対処しなかったことも明らかになっている。そうした反省の上に立ち、創設された防衛省・自衛隊であったが、教訓が十分に生かされてきたとは言い難い。