選挙で投じられた票を権力に変換する制度には、欠陥がつきものだ。英国は強すぎる行政府に、イタリアは慢性的に弱い政権に、そしてイスラエルは小規模ながら高圧的な派閥に悩まされている。しかし米国は、民主主義において唯一、「多数派の専制」以上に厄介な悪習に苦しめられている。「少数派の専制」がそれだ。