本書の著者岡 啓介氏は全てセルフビルドでビルを作ろうとしている。作りながら、現場の思いつきで形を変えていく即興型建築を行うことで、現代にはびこる最も深刻な「作り手」と「使い手」の分断を、鮮やかにつなぎあわせている。