当たり前すぎることほど深く考える機会が少ないのは、どんな分野でもありがちな話である。「食と身体」もしくは「食と健康」についての話題でも、「何をどう食べたらいいか」や「これは食べ過ぎてはいけない」などのテーマはあっても、「なぜ私たちは食べるのか」という当たり前すぎる事柄については議論されることが少ない。