筆者が白鵬の振る舞いで「見苦しい」と感じるようになったのは、懸賞金を受け取って土俵を去るとき、懸賞金を持った手で大きく空を切る仕草である。「俺は強いだろう。こんなに沢山の懸賞金をもらったぞ。見ろ!」とでも言わんばかりであった。「勝って驕らず、負けて挫けず」が相撲だと聞き及んでいたからである。