4月下旬のある朝、ネピドー中央駅に隣接したミャンマー国鉄(MR)本社の会議室は、まだ8時過ぎだというのに異様な緊迫感に満ちていた。口を開く者はいない。「ぶーん」とうなるエアコンの低音と、「カサカサ…」とこすれる紙の音、そして、沈黙に耐えかねたような誰かの咳払いだけがたまに響く。