資産運用の世界にちょっとした異変が起きている。企業年金基金のポートフォリオの中で日本株が占める割合が急激に低下しているのだ。背景には、日本市場の相対的な地位の低下に加え、産業のIT化とグローバル化が進んだことで、日本株、米国株というカテゴリーそのものが意味をなくしているという現実がある。