農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構、茨城県つくば市)は、5月から「新しい育種技術」(NBT:New plant Breeding Techniques)を使ったイネの試験栽培を始めた。NBTの中で、今、最も広く使われている「ゲノム編集」技術により、イネの持つ2つの遺伝子を働かなくさせることで5割の増収を目指すもの。日本で初めてのゲノム編集技術応用作物の野外栽培となる。