大統領の長男、ドナルド・トランプ・ジュニアは一家のなかでも変わり者といわれ、父が大統領に就任して以来、ワシントンを舞台に展開する政治の世界とは一線を引いてきた。まして、政権を揺るがすスキャンダルからはいちばん遠いところにいるはずだった。そのジュニアが昨年の大統領選挙中、クレムリンとつながるロシア人弁護士との面会に応じたと『ニューヨーク・タイムズ』が報じたとき、多くの市民が唖然とした。