「これからの時代、21世紀中盤には、何が主要産業となっているだろうか?」 この問いかけに答えることは難しい。今から60年程前の高度成長期前、当時の先端産業は海運業や造船業、製鉄などの重工業であり、その後の自動車産業の成長や、コンピューターの時代を予測する者は少なかった。しかし産業構造は変化し、自動車産業、コンピューター産業が発展し、今ネットワーク関連産業へとシフトしてきている。 「50年経つと産業が変わるのは当然のこと。これから必要とされるのは、主要産業が変わっても対応でき、新たな価値の技術を創る作ることができる人材だ。平成30年度より新設される先進工学部が担うのはそういった人材の育成だ」