「報道と検察の共存共栄モデル」の破綻をもたらしたのは、「村木厚子・元厚生労働省局長の冤罪・無罪判決事件」だ。この事件の始まりが「郵便制度不正利用事件」と呼ばれる朝日新聞の調査報道(2008年10月6日付朝刊1面)だったことを忘れてはならない。