先月末にタイを訪れた。これまでと変わらない風景の中にも、どこかに緊張感が感じられた。それは国王であるラーマ9世(プミポン国王)の容態が思わしくないからだ。タイに進出する日本企業が平和ぼけ感覚で事態の推移を見守っていると、社運が傾くような損失に遭遇するとも限らない。