軽い気持ちでテラスから下を覗いた瞬間、われわれは思わずのけぞった。深っ!それは巨大な……巨大すぎる穴であった。穴といえばこのぐらいの深さかなと思う常識的な深さをはるかに超えて、奈落の底へと続いていた。