私は良い道具が好きだ。道具とは普通「もの」だが、良い職人さんや燻し銀の味のある俳優さんにも、「良い道具」を思わせる人々が確かに存在する。「自分を軽くみる習慣」を身につけ、自分も良い道具として、まず人の役に立たなければならない、できれば世の中に役に立つものでありたい、と考えるようになった。