天井の高い倉庫のすぐ脇に大型トラックが入ってきたかと思うと、どこからともなくフォークリフトが姿を現した。トラックが運んできた積荷を、てきぱきと降ろしていく。この積荷は倉庫内で加工されそして梱包され、目的地へと出荷される。タイムリミットは12時間。ここはただの倉庫ではなく、付加価値を高める場でもあるのだ。「ここ」とは、日本梱包運輸倉庫の佐倉営業所である。 1953(昭和28)年に、日本梱包運搬社として創業し、今の社名にある通り、流通の主要素を手がける会社として成長した日本梱包運輸倉庫は、スピードアップが著しい流通の効率化にワンストップで寄与しており、営業所は国内に76カ所ある。 そのうちの1