確かに寛容の精神をもって、鏡でお互いの考えと姿を照らし続けることでしか、未来の道は開かれないのだろう。しかし、さらに重要なのは、その前提として日中間に横たわる世界認識の差異が、想像以上に大きいことを日中がともに自覚することであろう。