駅前の住宅街には誰もいなかった。真夏のような太陽が真上から照りつけていた。汗をかきながらアスファルトの道を歩いた。桜並木が切れた。ホームが見えた。「夜ノ森」。青いプラスティックのベンチが見える。屋根もない簡素なホームだった。駅の向こう側の土手が見えた。赤や白のツツジが埋めていた。
「夜ノ森」駅で咲き乱れていたツツジ
全町避難の富岡町を訪れる(その2)
2014.6.26(木)
烏賀陽 弘道
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