この30年ほどで、加工食品、インスタント食品、ファストフードは米国社会にすっかり浸透し、それにどっぷり漬かってきたのが低所得者層である。「飢え」と「肥満」の両方を同時に抱えるという、“先進国型貧困”の姿がショック療法となり、米国の食に対する意識は大きく変わりつつある。