アベノミクスは空振りだったが、実験としては悪くなかった。売られ過ぎだった株価は適正な水準に戻し、人々は前向きになった。その「期待」で安倍首相の求心力が続いているうちに、本質的な改革に着手する必要がある。時間はあまり残されていない。