ベトナム自らの繁栄のためには、ベトナム共産党といえども、イデオロギーにすら最後は固執しないといった、仏教でいうところの「空」に近い、果てしなく、しなやかな考え方こそが、ベトナム外交の最も奥深いところにあるのではないか。