1986年、米国のNCCS(The National Coalition for Cancer Survivorship)は、「キャンサー・サバイバーシップ」という新しい概念を打ち出した。それは、がんの診断・治療の後に、患者本人や家族、ケアをする人、友人など、広くがんに関係のある人々(=キャンサー・サバイバー(以下、サバイバー))が、がんと共に生き、充実した生活を送ること、と定義されている