マキァヴェッリは敵を騙すと同時に、“上司”の一員であるフランソワを“部下”たるグイッチャルディーニが追い込み、戦わざるを得ないように仕向けたのです。敵と味方を同時に罠にかけるという、確かに「無謀で滑稽」であるだけでなく「大胆で異常で突拍子もない」作戦です。