我々日本人は自己の業績を臆面もなく誇る者に不審の念を抱く。また、機を見るに敏な者よりも、愚直で一徹な者に信頼をおく。もう1つ、相手の非ばかりを言い立てて、平気で相手の面目を潰す者にも怒りを感じる。要するに、いくら主張の内容が正しくても、それを訴える人が礼儀を心得ていなければ、支持をする気にはなれないのである。