12月11日、資金難で危機に直面する米自動車ビッグ3を救済する法案審議が上院で決裂し、事実上の廃案となった。緊急事態を受け、、ブッシュ政権が19日、総額174億ドルの「つなぎ融資」に乗り出し、米自動車業界は当面の破綻危機を回避した。しかし、これは問題先送りの延命措置に過ぎない。年明け発足するオバマ政権と今年11月の選挙で選出された新議会が、ビッグ3の命運を握ることになった。