教皇職は与えられた物なのに、その辞任を自分で決定するのは、傲慢なことではないだろうか。体力や知力の衰えも、すべて神の意志と見なして、与えられた職が再び召されるまで、自然のままに信仰に身を投ずる方が、教皇の姿としては妥当に思えて仕方がない