全国銀行協会の杉山清次会長(みずほ銀行頭取)はJBpressとの新春インタビューに応じ、「個人的見解」としたうえで次のような考えを表明した。米国経済の現状については「金融バブルが個人消費を押し上げ、国内総生産(GDP)の7割を超えてしまうという、特異な状況が崩れたということではないか」と言明。その一方で、米国では住宅価格底打ちが景気回復の条件となり、株価は住宅価格の底打ちより少し早く、最短では今秋に回復基調へ転じる可能性を指摘、2009年が「反転攻勢」の発射台になればよいとの期待感を表明した。