『おれのおばさん』の執筆と前後して、私は次のような感慨も抱くようになった。この先、世界と直に触れ合うのは息子たちでいい。父であり、主夫でもある私は、2人の息子たちの日常生活を支えながら、息子たちを通して世界と触れ合えれば十分である。