世界地図を見わたして、唯一上げ潮に乗っている国は中国である。中国経済は種々の構造問題を抱えているが、成長が続いているのは事実である。財政と金融の両面において、他の国と違って、動員できる財源は巨額に上る。ただし、もちろん中国はまだ世界経済のアンカーにはなれない。