筆者が「中国株式会社論」に行き着いたのは決して偶然ではない。前回説明したように、中国を「国家」と捉え、国家の「統治機構」が「国民」を如何に統治するかという観点から中国を分析する限り、どの発展モデルも現在の中国には当てはまらないことが分かったからだ。