※本動画コンテンツは、2022年8月1日(月)に開催されたJBpress/JDIR主催「第1回 サイバーセキュリティフォーラム Day1」の特別講演2「横河電機が実現する、DXとグローバルセキュリティガバナンス」のアーカイブ配信です。

 昨今のデジタル化の流れに加えて、コロナ禍でテレワークが一般化したこともあり、DXに注力している企業は急速に増えています。しかし、DXはクラウドツールを始め、多種多様なデジタルサービスを駆使するため、従来にも増して堅固かつ信頼性の高いセキュリティが求められてきます。しかしグローバル展開している企業にとっては、エリアごとにセキュリティポリシーが異なり、情報共有が難しいといった課題も山積です。

 世界60カ国以上に事業を展開している横河電機では、そうした問題に立ち向かうべく、DXを社内向けの「Internal DX」と社外向けの「External DX」に分けた上で、DXに関する基本的な考え方を定めています。

 Internal DXでは、オンプレミス(IT環境の調達・運用を自社で行う形態)からクラウド主体の運用に切り替えるに当たり、セキュリティガバナンスを高める組織体制を構築。またエンドポイントセキュリティの強化や、SoC(Security Operation Center)の内製化によるセキュリティオペレーションの整備などに取り組んでいます。一方のExternal DXでは、近年ニーズが増えているリモートオペレーションを実現するため、プラットフォームの構築や安全性が担保されたデジタルサービスの提供を行っています。

 横河電機のこうしたセキュリティ施策は、中期経営計画「Accelerate Growth 2023」を基に、ここで描かれている「さまざまなシステム同士をつなぐシステムインテグレーター」という同社の理想を目指すチャレンジの一環として進められています。

 本動画では、横河電機 常務執行役員デジタル戦略本部長 兼 デジタルソリューション本部DX-Platformセンター長の舩生幸宏氏が、同社の目指す姿とそのために欠かせない2つの概念、DXに伴う具体的なセキュリティ施策について語っています。