※本動画コンテンツは、2022年6月30日(木)に配信したJBpress/JDIR主催「第8回 リテールDXフォーラム」の特別講演3「デジタルが可能とするサスティナビリティ経営」のアーカイブ配信です。

 ビジネス環境の急速な変化は小売り・流通にも訪れています。スーパーマーケットは、かつてのように1カ所に店を構えて手堅く商いをする時代から、より多くの生活者のニーズを捉える新たなビジネスモデルの創出が必須になっています。

 1961年、「霞ストアー」を茨城県石岡市にオープンし、今では北関東を中心に189の店舗を構えるスーパーマーケット「カスミ」にとっても例外ではありません。ただ、2015年にはマルエツ、マックスバリュ関東と経営統合し、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)が運営母体となったカスミは、業界でも目を見張る積極果敢な取り組みを矢継ぎ早に繰り出し、業界から熱い視線が注がれています。

 例えば、2012年に開始し地域の買い物弱者に高い利便性を提供した移動スーパーや、2020年から始めた無人店舗「オフィス・スマートショップ(オフィスマ)」などはその象徴といえるでしょう。また、利用客がネットで注文し、いつでも商品を受け取ることができる店舗形態「オンラインデリバリー(ネットスーパー) 」では、カーブサイドピックアップ(駐車場に停めた車に従業員が商品を届ける)にも対応するなど、多様なニーズに応えています。

 カスミを運営するU.S.M.Hでは、こうした一つ一つの具体的な施策を束ねるパーパス(社会的使命)として、「デジタルを基盤とした構造改革を推進し、『あらゆる人に食を届ける』をめざして協働と創発をくりかえし、地域社会に欠かすことのできない存在へ 」を掲げます。

 こうしてサプライチェーン上のリソースを可視化することで、社会や環境にフィットした、持続可能性のある小売業の未来が見えてくると同社は考えています。

 本動画では、カスミ代表取締役社長であり、U.S.M.H代表取締役副社長を務める山本慎一郎氏が、革新的なサービスの先に見据えるサスティナビリティとデジタル化の交差する未来と、そこにある提供価値について詳しく語ります。