※本コンテンツは、2021年3月24日に開催されたJBpress主催「第8回 DXフォーラム」Day2のセッションⅡ「バーチャルオフィスならリモートワーク移行も簡単! 375日に渡る在宅勤務の舞台裏」の内容を採録したものです。

Slack Japan株式会社
エグゼクティブプログラム チームリーダー
溝口 宗太郎氏

バーチャルファーストで全ての業務をオンライン中心に

 ビジネス用のメッセージプラットフォーム「Slack」の日本法人であるSlack Japan。同社のエグゼクティブプログラム チームリーダーの溝口宗太郎氏は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、会社としていち早く在宅勤務を推進したと語る。セッションが開催されたこの日はちょうど、在宅勤務完全移行から「375日目」にあたるタイミングだった。

「在宅勤務への切り替え以降も当社の営業活動に問題はなく、2020年2月〜7月の対前年比成長率は収益82%増、ご利用者数81%増、Slackコネクト利用企業も151%増でした。全従業員が円滑に在宅勤務に移行でき、業務効率も以前と同じかそれ以上。それはSlackが新興IT企業だから、あるいは以前からリモートワークをしていたからではありません」

 なぜこれほど円滑に在宅勤務に切り替えることができたのか。その秘訣について溝口氏は、同社が平時から「バーチャルファースト」を実践していたからだと話す。

「バーチャルファーストとは、全ての業務をオンライン中心で遂行する考え方です。それを下支えする基盤こそが、われわれが開発し提供しているSlackです。Slackというと『チャットツール』のイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、Slackそのものが皆さまの企業における“バーチャルなオフィス”であると考えています」