(写真:アフロ)

(岡村進:人財育成コンサルタント・人財アジア代表取締役)

 かつて私は外資系運用会社の社長を務め、その経験から感じた日本人の弱点をむき出しとする『外資の社長になってはじめて知った「会社に頼らない」仕事力』(明日香出版社)を執筆した。

 そのなかで、発言しない、会議で質問しない……等の外国人から見た“日本人の七不思議”を列挙した。根本での評価はいまも変わらないが、時と共に人々の意識が少しずつ変化し、この“七不思議”をポジティブに転換できる土壌が生まれつつあることを発見した。

 この挑戦は、我々、日本人にとって大きな活力になるに違いない! そんなアイデアを今回は提供したい。

外国人から見た「日本人の七不思議」

 実は、私が初めて外資に勤めた時、困惑したのは最初だけだった。日系企業から外資に初めて飛び込んでくる人も多かったが、職位にかかわらず、最後は自分らしく生きる道を見つけていった。

 考えてみれば、日本企業では社内異動が頻繁に行われるが、みんな半年も経つと業務を回していたではないか。実は、日本人は環境変化への適応訓練が十分に積まれているのだ。この能力があれば、実は変わるのも簡単だ。

 最初は、「あれっ、上司に反論したらクビになるのかな?」、「“こんなにたくさんの仕事はとてもこなせない”と言ったらいけないのかな?」と不安ばかりが先立ったものだ。でも、良くみていると、胸を張ってぴったり定時に帰る人も、遅くまで残ってガンガン働く上昇志向の人も、それぞれに文句をいったり、上司と交渉をしたりしながら何かを勝ち取っていることに気が付いた。

 こうした人々の「発言力」や「交渉力」に照らしながら、日本人の弱点を考えていこう。外国人が日本人に抱いている“七不思議”は、次のようにまとめることができる。