クリスマスのライティングに化粧したエンパイアステートビルは、パンデミックのなかでもひとり気高くそびえていた
高級百貨店サックスフィフスアヴェニューのクリスマス名物ウィンドウデイスプレイ。キャプションには、“ジャズクラブがなくったって問題ないさ。われわれが街に音楽を持って行く”と
閉鎖が決まった「21クラブ」のファサード。多くのゲストを迎えた鉄扉は固く締められ、見慣れた店の灯りだけが一流の意地を見せるのか寂しく点ったままである
パンデミックのなかでも、マンハッタンは建築ラッシュ。永年いろいろと非難のあったペン(シルベニア)ステーションが衣替えの最中で、生まれ変わるニューヨークをアピールしている
ユニオンスクエアに面したビルにクライメート・クロックがある。気候変動に対して我々が対処するために残された時間を刻一刻刻み続けている
国連本部に隣接するガーデンに旧ソ連邦から贈られた大きなオブジェがある。ソヴィエトのSS-20ミサイルとアメリカのパーシングミサイルのパーツで作られたドラゴンをセント・ジョージが退治している姿である。題して”Good defeats evil."