緩和ケアは「死に支度」でなく「生きるための医療」 対話で「生きる力」の再構築を試みる西智弘医師に聞く 2019.7.17(水) 坂元 希美 フォロー フォロー中 医療 時事・社会 健康 シェア735 Tweet この写真の記事へ戻る 西 智弘医師(撮影:幡野広志) 西智弘医師は2017年に「暮らしの保健室」を運営する「一般社団法人プラスケア」(https://www.kosugipluscare.com/)を設立した (撮影:幡野広志) 『がんを抱えて、自分らしく生きたい がんと共に生きた人が緩和ケア医に伝えた10の言葉』(西 智弘著、PHP研究所) 西 智弘(にし ともひろ):川崎市立井田病院 かわさき総合ケアセンター腫瘍内科/緩和ケア内科 医長(日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医) 一般社団法人プラスケア代表理事、リレーショナルアーティスト 2005年北海道大学医学部卒。室蘭日鋼記念病院で家庭医を目指して初期研修中、がんで苦しむ患者さんが「魔法のように」元気になっていく緩和ケアの技術を目の当たりにして緩和ケア医を志す。2007年から川崎市立井田病院で総合内科/緩和ケアを研修したが、終末期のみを中心とした当時の緩和ケアの関わりに限界を感じ、抗がん剤治療を学ぶことに。2009年から栃木県立がんセンターにて腫瘍内科を研修。2012年から川崎に戻り、抗がん剤治療と緩和ケアが統合された診療システムを構築。在宅診療にも関わり、「抗がん剤治療から在宅まで」を実践している。また一方で、一般社団法人プラスケアを2017年に立ち上げ代表理事に就任。「暮らしの保健室」「社会的処方研究所」の運営を中心に、地域での活動に取り組む。2018年から、リレーショナルアーティストとして「奢られる人奢る人」「まちへの手紙」「花言葉」などの作品を発表している。著書に『緩和ケアの壁にぶつかったら読む本』(中外医学社)、『「残された時間」を告げる時』(青海社)がある。 【Twitter】@tonishi0610 【Web】https://www.kosugipluscare.com/ (撮影:幡野広志)