アマゾン第2本社、ニューヨークとバージニアに建設へ 米紙報道

米アマゾン・ドットコムのロゴ(2018年11月8日撮影、資料写真)。(c)Ina Fassbender / dpa / AFP〔AFPBB News

 米アマゾン・ドットコムは4月23日、顧客が不在時に、eコマースの荷物を顧客宅のガレージ内に配達するサービスを米国で始めたと発表した

「Key for Garage」を開始

 これは「Key for Garage」と呼ぶもので、同社が今年(2019年)2月に発表していたサービスだ。

 顧客は、ガレージドア・オープナー(ガレージドアを自動開閉する装置)に、遠隔操作を可能にする専用の機器を取り付けておく。そして、アマゾンで商品を購入する際に、配達先としてガレージを選択する。

 すると配達時に、アマゾンのドライバーが専用端末を使ってガレージドアを開け、荷物を中に入れ、再びドアを閉めて帰っていく。

 顧客に無料配布される専用アプリを使えば、ガレージドアの開閉状況を確認できるほか、遠隔でドアの開閉も行える。このほか、別売りの専用カメラを設置すれば、配達時の様子をリアルタイムで見たり、保存された動画を再生したりすることもできる。

留守宅内配達サービス「Key for Home」

 顧客の不在時に、ドライバーが家の玄関ドアを同様にしてに開け、ドア付近に商品を置いたあと、施錠して帰る「Key for Home」を2017年10月に始めたが、今回のガレージ内配達は、このサービスを拡大するものだ。

 米国では不在時の再配達は行わず、荷物を玄関の外に置いていくのが一般的。だが、この方法では、盗難に遭ったり、雨に濡れるといった問題がある。