仏警視庁内で観光客をレイプ、エリート警官2人に禁錮7年

「オルフェーブル河岸36番地」の名で知られる仏パリ警視庁の本部庁舎の入り口(2017年6月30日撮影、資料写真)。(c)Martin BUREAU / AFP〔AFPBB News

 昨年7月、東京都内の自宅マンションで派遣型マッサージ店の女性従業員に性的暴行を働いたとして、映画俳優が逮捕されたケースが広く報道されています。

 こういう案件は、関係者にとっては本当に迷惑なもので、様々な波及効果が懸念されます。

 私も、すでに四半世紀ほど昔になりますが「題名のない音楽会」の監督時代、せっかく番組を収録した後でゲストに「都合」が発生して、オンエアに影響が出るという経験、幾度か記憶があります。

 芸能界という水商売は様々な「お約束」もあり、かなり理不尽な世界でもあって、私のような性質のものにはちょっと耐えられない面もありました。

 しかし、今回のようなことは今も昔もあっていいはずのないことです。

 そうした裏面に踏み込んでもいいのですが、今回はちょっと別の側面に切り込んでみたいと思います。

 報道の文面で

 「・・・容疑者が、強制性交の疑いで1日に逮捕・・・」とあるのに、気づかれた方も多いかと思います。

 「強制性交」とは、要するにレイプ、強姦のことではないのか?

 このあたりについて、ここ数年で起きた変化と、その不徹底と見える点について、以下で考えてみたいと思います。