美味しいワインとロシア料理を世界の食卓に

国家戦略として食産業育成に取り組み始めたロシア
2018.8.29(水) 菅原 信夫
ロシア食品・外食
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ロシア極東は海産物の宝庫である。この事実に目覚めたロシア人は、それまで平気で密漁を続けていた中国人漁師を追い払い、ロシア固有の資源として自身で食として楽しむと同時に、商品としてロシア全土に空輸し始めた。左側のナマコのぶつ切りは、炒め物にすると極めて美味である。
地方都市にもモスクワ資本の日本料理店が数多く進出している。それもかなり高質な料理を出すので驚く。写真はチェリャビンスクにある和食店「FUGU」。夕食で1人5000ルーブル(1万円)程度。
モスクワにおけるレストランビジネスがいかに成功を収めているかは、新築のビルにこれだけのテナントが入ることを見ても分かる。これらのレストランの質は、10年前には考えられないほど高くなった。モスクワ市条例で、店名に英語アルファベットを使用してはいけない、という制限をつけたことが、今や遠い昔の出来事のように感じる。
米露関係は雪解けには程遠いが、ハンバーガーの味はどんどん良くなっている。このハンバーガーは、高級レストランで有名なノビコフグループのFARSHというバーガーショップのもの。分厚いビーフパティーを見ると、マクドナルドに入る気がしなくなる。
ロシアの食品の豊かさを示す例。これは筆者が土産用の蜂蜜を求める蜂蜜専門店である。あらゆる種類の樹木、植物から採取した、あらゆる産地の蜂蜜が所狭しと並んでいる。特筆すべきはその価格で、500グラムで700円ほど。
米露関係を政治からだけ見ていると、ロシアの根底に流れる米国好きの気質を理解できなくなる。あらゆるレストラン業態が試されるモスクワでは、アメリカンダイニング、というスタイルがここ10年くらい定着している。
ロシア農業展示会「黄金の秋」で見かけた「輸入代替品コーナー」 ロシア市場では、今や、オリーブオイルからスパゲティまで、Made in Russia が幅を利かせるようになってきた。

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