アップル、学校向け新型iPad発表 グーグルからシェア奪還目指す

米イリノイ州シカゴの学校で行われた発表イベントで紹介されたアプリケーション(2018年3月27日撮影)。(c)AFP PHOTO / JIM YOUNG〔AFPBB News

 米国の市場会社IDCによると、今年(2018年)4~6月期におけるタブレット端末の世界出荷台数は3300万台で、前年同期から、13.5%減少した。

このまま推移すれば2018年も前年割れ

 タブレット端末の世界出荷台数は、3年半前から右肩下がりで推移している(ドイツ・スタティスタのインフォグラフィックス)。

 昨年1年間の出荷台数は1億6350万台で、前年から6.5%減少した。また昨年10~12月期は前年同期比で7.9%減、今年1~3月期は同11.7%減と、落ち込み幅は拡大を続けている。このまま推移すれば、今年の年間出荷台数も前年実績を下回りそうだ(IDCのレポート)。

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デタッチャブル型が減少に転じる

 今回の最新レポートによると、この市場では、依然として「スレート型」と呼ばれる従来型端末の出荷台数が減少している。

 一方、iPad ProやSurface Proに代表される「デタッチャブル型」(着脱式キーボードが用意される製品)は、これまで増加傾向にあり、市場全体の減少幅を縮小させる役割を担っていた。

 しかし、4~6月期はデタッチャブルも減少した。IDCはその要因について、1年前に出荷台数が大きく伸びたことの反動だと分析している。1年前のこの時期は、注目されるデタッチャブルの新製品が数多く登場したが、今年は、それがなかった。